その人はなぜ、歯科医師になったのか
歯医者さんのインタビューやプロフィールを読むと、「親が歯科医師だったので自分もその道を選んだ」っていう人、多いんですよね。
親が寿司屋だったので自分もなったという話はよくあるものですし、僕の友達でも、親が出版編集業をやっていて素晴らしい仕事と思い自分も別の出版社に入社した、なんて例があります。亡くなった親が土方で図らず自分も日雇いの土方をやっている、なんて友達もいます。
僕の父は遊び人で、人より働いている時期が少なかったんです。だから、父のようになっちゃいかんと思いながら生きてきました。
親が歯科医師だったから
自分も歯科医師になった
…とは
親の職業が素晴らしいと思え、自分も歯医者さんになったのであれば分かるのですが、親を見て「歯医者は儲かるなあ。食いっぱぐれがないなあ」などという理由で親の歯科医院を引き継いだ人もいるでしょう。建物も医療機器も既に揃っており、出資の必要さえありません。
そういった歯科医師の趣味は、読んでみるとゴルフ・サーフィン・ヨットだったりします。前ふたつはサラリーマンでもたしなんでいるでしょうが、ヨットはなかなか持てないでしょう。ヨットそのものが高額ですし、停泊させるマリーナだって、毎月いくらかかる事やら。歯医者さんって、儲かるんだなあと思います。
なので、大学を出てすぐに自分の歯科医院を開業した、なんて話を聞くと「親から援助してもらったのかな?」などと疑ってしまいます。
一般的な歯科医師は、出身大学の大学病院で勤務医になります。また、数多くある街なかの歯医者さんに、勤務医として勤めます。そうしてお金をためて、勉強もして、しばらくしてからやっと自分の歯科医院を設立するに至るのです。
休診日は学会へ
学びを欠かさない歯科医師もいます
一方、休日のほとんどは国内外の学会に出席し、遊んでいる時間がないという歯医者さんもいます。時には、英語で論文を発表する歯科医師だっています。
歯科医療は、常に進化しています。新しい治療を勉強し、患者さんのために生かそう!痛みの少ない、なるべく歯を削らない、短い治療期間で、かつ治療費を抑え、患者さんの負担を減らしたい!そんな志の高い歯科医師も、少なからずいます。勉強や研究を欠かさない、こういった歯医者さんにこそ、自分の歯を診てもらいたいですね。
親は医師
子供は歯科医師
の、謎
こんな例もあります。「母も父も祖父母も、皆医師だった。内科、外科、眼科、皮膚科。僕もはじめは医師を目指していたが、いろいろあって歯科医師になった」というものです。結論を書いてしまいましょう。お医者さんになるための大学は偏差値が高く、とっても入るのが難しいんです。歯医者さんになるための大学は、驚くほど偏差値が低いんです。
こちらをクリックし、ご覧下さい。
もちろん、調査会社によって偏差値は前後するのですが、読んでみましょう。東京医科歯科大学や東京慈恵医科大学は73。東京大学や慶應義塾大学や順天堂大学は71。女性を差別した入試をおこない報道された東京医科大学でさえ68。おおむね偏差値60以上でないと、大学にさえ入れないのです。
一方、こちらはどうでしょう。
同じ東京医科歯科大学でも、歯学部は66.5です。歯科医師をとても多く輩出している東京歯科大学は58。こちらもたまに見かける明海大学歯学部は49。日本大学松戸歯学部は48。鶴見大学歯学部に至っては41です。
僕は、学歴偏重主義者ではありません。偏差値の低い大学を出ても、いい歯科医師になった人はたくさんいるでしょう。逆に偏差値の高い大学を出たからといっても、悪い歯科医師はいるはずです。
ただ、医学部に比べ、歯学部は入りやすい。これは、事実です。家族が皆医学部を出ていても、自分は歯学部にしか入れなかった。そういう理由で歯科医師になる人は、いるはずです。
Tweet
【今週のスポットライト!】
バート・レイノルズの遺作、「ラスト・ムービースター」。
「キャノンボール」に出演していた全てのスターが、遺作を評価されるわけではない。
「キャノンボール」に出演していた全てのスターが、遺作を評価されるわけではない。
コメント
コメントを投稿